概要
ESA(車載電子機器)本体およびハーネスに電磁界を照射する試験法として考案され、アンテナ照射法に比べて飛躍的に小さな所要電力で高電磁界環境を発生させることができます。
50Ω、若しくは90Ωの特性インピーダンスを持つストリップラインを用いて電磁界を発生させて車載電子機器の動作を評価する試験法になります。
システムは10k~1GHzの広範囲をカバーしていますが、外部への電界漏洩(TEMセルと違いシールドされていない為)、また発生電界モードの安定性の理由からシールドルームや電波暗室が必要となります。
特長
- 小電力パワーアンプで高電界を発生可能
- インテリジェントな専用設計ソフトウェア
- 規格試験の要求に応える低ハーモニクスパワーアンプ(-20dBc)を使用
- AM・FM・パルス変調の他、デジタルモジュレーションに対応
- 安全性を高めるハード面/ソフト面の各種保護機能を標準装備
- オプションにて試験時の状態をカメラ映像と共に記録する、スーパーインポーズ機能も提供可能
対応規格
SAE J1113-23、ISO 11452-5 自動車メーカー各社プライベート規格